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馮超弁護士が知的財産権の対外譲渡における新たな問題について ブルームバーグ社のインタビューを受ける

国務院弁公庁は2018318日、「知的財産権の対外譲渡に関する作業弁法(試行)」(以下、「弁法」という)を公布し、当該弁法は公布された即日に発効した。弁法公布の主たる目的は、国家安全保障及び重大な社会公共の利益を維持保護し、知的財産権の対外譲渡行為によって中国の国家安全保障に影響が生じたり又は中国の重要領域における核心的技術の新たな発展能力に影響を及ぼしたりすることを防ぐことにある。馮超弁護士は先ごろ、中国の知的財産権の対外譲渡における新たな問題について国際的にも著名な米国の大手総合情報サービス会社であるブルームバーグ社からインタビューを受けた。

 

弁法が公布されたのはまさに米中貿易戦争が日増しに激しさを増す時期に重なる。そして、知的財産権の保護と技術譲渡の問題は、まさに米中貿易戦争の核心的な問題であった。また、過去数年間において、中国企業による国外企業の買収合併プロジェクトが米国国家安全審査を通らず最終的に失敗に終わったケースが複数発生している。このようは国際的な背景の下での弁法の公布は国内外のマスコミや国際的に著名な企業から広く注目を集めた。馮超弁護士は弁法の内容及び弁法の施行により生じることが予想される問題などについて専門的な立場からコメントした。

 

弁法は、国の安全保障の重要性を全面的に押し出し、これまでの知的財産権の対外譲渡に対する審査制度と比べ、さらに高い視点から今後中国における全ての知的財産権の対外譲渡活動を審査監視するとしている。2001年に公布された技術輸出入管理条例や2009年に公布された輸出禁止輸出制限技術管理弁法においても輸出制限の対象となる技術に対する審査において国の安全保障審査に関する規定はあったものの、当該規定は単に「中国の技術輸出の管理を規範化する」との立法目的を強調したのみにとどまっていた。これに対し新たな弁法では、立法目的からも全体的な国家安全保障観を徹底し、国家安全保障制度体系を充実させることを明確に要求し、国家安全保障と重大な社会公共利益を維持保護し、知的財産権の対外譲渡を秩序だった規範されたものとすることを明確に定めている。

 

このほか、新たな弁法では、知的財産権譲渡に関わる買収合併取引も審査範囲に組み入れることを明確に定めた。技術輸出入管理条例では、審査の範囲を「特許権の譲渡、特許出願権の譲渡、特許実施許諾、技術秘密の譲渡、技術サービス及びその他方式による技術譲渡」と定めていた。上に述べた規定の中で「その他方式」という表現は若干明確さに欠ける。但し、実務において、上に述べた規定には一般的に「買収合併取引活動」は含まれないとされてきた。これに対して新たな弁法の第1条「審査範囲」には、「外国投資者が国内企業を買収合併する等の活動において本法規定に関わる場合……知的財産権の対外譲渡をする場合、本弁法に基づいて審査をしなければならない」との規定が盛り込まれている。これについて馮超弁護士は、外国投資者が国内企業の買収合併の過程において、今後さらに厳格な審査に直面することは間違いないとし、買収合併の対象企業の知的財産権譲渡については特に注意を要するとコメントした。

 

さらに、新たな弁法の「審査メカニズム」において、異なるタイプの知的財産権は相応の審査機関により審査を行なうことが明確に定められている。即ち、①特許権、集積回路図設計専有権の対外譲渡は、地方の知的財産権管理部門又は国家知的財産権主管部門により審査する、②コンピューターソフト著作権に関わる場合、地方の貿易主管部門及び科学技術主管部門又は国家版権主管部門により審査する、③植物の新品種権に関わる場合、農業主管部門及び林業主管部門により審査するなどである。従前の「輸出禁止輸出制限技術管理弁法」の規定によれば、審査機関は地方の商務主管部門が地方の科学技術行政主管部門と共に管理を実施すると定められていた。これについて馮超弁護士は、新たな弁法に定められた審査機関にはより高い合理性と効率性が備わっているとの認識を示した。

 

上に述べた弁法の規定について馮超弁護士は、外国投資者が国内企業を買収合併する活動において、専門の弁護士に依頼をして買収合併の対象となる企業の知的財産権について審査を行ない、目標企業の知的財産権の対外譲渡が中国の国家安全保障に影響を及ぼさないかどうか、弁法の関連規定に合致するか否かを確認するよう提言している。馮超弁護士はインタニューの最後に、中国における知的財産権の保護制度がより整備されていく中で、知的財産権の譲渡に関する審査制度もさらに確立されていくと述べ、知的財産権の対外譲渡に対する審査手順、審査基準及び審査の起源などの内容についても関連部門による明確な規定が行なわれるだろうと指摘した。

 

 

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