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天達共和が、普陀法院裁判官を招き労務紛争への対応をテーマとしたセミナーを開催

上海市普陀区人民法院の第一民事法廷の邵莉星副法廷長で労務紛争分野のベテラン裁判官は、2018年6月12日、天達共和(上海)法律事務所の要請を受け、天達共和上海オフィスで「企業によく見られる労務紛争のリスクコントロールと処理―労働契約解除が絡む訴訟の実務」をテーマとしたセミナーを実施した。今回のセミナーには、企業の高級管理職員や法務部の担当者、弁護士ら合わせて60名余りが参加した。

「裁判官のような思考回路を身に着けよう」を合言葉にした今回のセミナーでは、2名の現役裁判官が裁判の実務と現行法律法規の規定という2つの側面から企業が労務紛争で直面する問題をめぐり討論を繰り広げた。邵莉星裁判官はまず、現在の労務紛争の主たる特徴、内在する問題点及び新しい業態の出現につれて表面化してきた取り扱いの難しい問題やホットな話題を紹介した。邵裁判官は、このような状況下で、企業は時代と共に進歩する必要があり、労務管理制度を時代に合致するよう規範化する一方、最新の法律知識を把握して労務紛争に対応する必要があると説いた。その後、候裁判官も労務関係の解除をめぐる様々な問題を取り上げ、詳細に解説した。具体的かつわかり易い2名の裁判官のレクチャーは参加者から熱烈な拍手を浴びた。

今回のセミナーでは、裁判官より、労務紛争の処理における専門的な問題点を紹介していただくのみならず、より一層好ましい経営環境を企業に提供するための助言もしていただいた。セミナーでの交流と討論は、企業にとっても天達共和(上海)法律事務所にとっても非常によい学びの機会となった。


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