ニュース

天達共和、コンプライアンス業務セミナーを開催

5月28日、天達共和法律事務所は、北大法宝、中国公司法務連盟と共同で「コンプライアンス業務セミナー」を開催した。今回のセミナーでは日本及び中国企業の上級管理職、法務担当など30名ほどのゲストが来場し、さらに数百名の日本及び中国国内のゲストがオンラインの形で会議に参加された。日本業務チームのパートナーである張嵩、張和伏、管氷、韓晏元、葉鵬弁護士らはそれぞれゲストの皆様と異なる話題について共有した。


セミナーの録画をご覧になられる場合、こちらのURLをコピーしてください。
URL:https://s.alphalawyer.cn/1rrxy3
Keyword:KpDWChbt


JassmineFU顧問、山口直彦顧問は司会進行を務め、初めに天達共和法律事務所及びその日本業務チームの状況について説明を行った。


続いて、張嵩パートナー弁護士、山口直彦顧問は、「市場支配地位濫用紛争に関する最新判例の解説」をテーマに、2021年4月に出たばかりの最新判例を取り上げ、特許ライセンス市場において市場支配的地位の濫用という独占禁止法に規定される禁止行為が行われた事件を解説した。解説では、前半に山口直彦顧問が事件の概況を説明した後、張嵩パートナー弁護士が事件詳細、関連法律、行政法規、司法解釈の内容及び成立過程、他の事件における法院の判断、重要なキーワードの解説など、広範かつ詳細な説明を行った。本解説は、市場支配的地位の濫用について同様のリスクを抱えるお客様にとって、非常に参考価値の高い内容であった。

続けて、パートナーである張和伏弁護士よりアリババの「二者択一」独占禁止事件を切口として、ここ数年の独占禁止に関する一連の法令法規及びガイドラインを整理し総括を行った。最も早い時期から日中法律業務にかかわってきた中国弁護士の一人として、張和伏弁護士は何百にものぼる日本企業の中国向け投資及び中国企業の日本向け投資案件を代理してきた。経験豊富な張弁護士は独占禁止に関する実務の最新動向について一つずつ丁寧に説明し、如何にして独占禁止に関する処罰の渦に呑み込まれないようにすべきか、これらの重点事項についてアドバイスを行った。

今年2月、賠償額としては史上最高額となる営業(技術)秘密侵害事件に関する判決が宣告され、国内外の注目を集めた。知的財産権の重要な構成部分である営業秘密についてますます各企業から注目されるようになった。実際のところ昨年9月から、営業秘密保護関連の複数の司法解釈が相次いで発表されてから、中国の営業秘密保護法律体系はますます完備されるようになった。パートナーである管氷弁護士は具体的な事例分析に基づき中国の審判実践における営業秘密保護に関する司法側のスタンスを示し、さらに中国の営業秘密保護の発展の方向性を解説し、営業機密保護関連の法改正、代表的な事例及び実務において営業秘密管理上の留意点について詳しく説明した。

『サイバーセキュリティ法』が施行されてから、サイバーセキュリティ及びデータ保護に関する立法及び法執行活動はますます活発になってきた。今年4月に全国人民代表大会常務委員会は『個人情報保護法』『データセキュリティ法』について2回目の審議を行い、さらに社会各界で幅広く討論されるようになった。葉鵬弁護士はサイバーセキュリティ及びデータ保護分野に長年にわたり携わっており、当該分野の規則及びその実施について独自の見解を持っている。今回のセミナーでは、葉鵬弁護士はゲストと共に自身が長年の中で会得してきたものを共有し、企業としてサイバーセキュリティ及びデータ保護の面で注意すべき要点及び直面する可能性のある法律問題について指摘した。

最後に、パートナーである韓晏元弁護士より『不正競争防止法』施行後の商業賄賂認定基準及び処罰事例に関する分析を行い、さらに商業賄賂に関する法的動向を説明し、商業賄賂の防止対策を紹介した。難解な内容を分かりやすい言葉で解説し、さらに自身の考えと見解をゲストの皆様と共有した。

今回のセミナーは専門性高く深化した天達共和の風土を継承し、ご来賓の皆様に積極的な意見交換やナレッジの共有を図れる革新的な交流の機会を提供した。意義のある専門的な講演、現在の情勢にマッチした内容は、ご来賓の皆様から高い評価が寄せられた。

Copyright©1998-2018天達共和法律事務所 京ICP備11012394号